applesnail breeding アップルスネールブリーディングを開設するに当たって

おとなしい色をした貝類が多い中で、珍しく鮮やかな黄色の殻を持ったゴールデンアップルスネール。成長すると最大8センチ程にも達し、その大きな体ですいすいと水槽内を散歩するアップルスネール。
水槽の壁を登っていったかと思うと、突然思いついたかのように壁面を離れ、ふわふわと水中を舞い降りるアップルスネール。
むしゃむしゃとえさをほおばるアップルスネール。
無茶をして水槽から脱走して一夜を殻の中に閉じこもって過ごすアップルスネール。
こんなアップルスネールは見ていると飽きることはありません。
(生態・特徴 > 奇妙な生態参照)

熱帯魚を飼っている方は非常に多く、いろんなホームページを見ることができます。
ただ、アップルスネールは貝であるせいでしょうか? そのペットとしての生態について詳しく日本語で書かれたホームページは数えるほどしかありません。
確かに貝類は水槽のコケ取りもしくは、残飯処理目的のために投入されるケースがほとんどで、主役として扱われることはありません。 しかしアップルスネールはその不思議な風貌や行動などから見て名脇役であるし、また十分主役の座を勤めることだってできる生き物です。

アップルスネールはリンゴガイ科であり、日本では現在植物防疫法によって輸入することを禁止されています。
ジャンボタニシと呼ばれるアップルスネールは田んぼの中にあって、稲などの作物に深刻な被害を与えているのが現状です。(除草目的などの有効活用にもなるケースもあります)
もしも、アクアリウムで流通しているアップルスネールを飼いきれなくり、近所の川等に放流してしまえば、生命力と適応能力の高い彼らはあなたの近所で野生化してしまうことも当然考えうることでしょう。
そうなる前にアップルスネールの生態を知り、ちゃんと飼うことが出来ればその様なシチュエーションには陥らないのではないかと思います。

私は現在アップルスネールを飼育繁殖させており、その生態や行動を日々観察中です。
アップルスネールは日本においては害貝として、その駆除方法を重点的に研究されてきたリンゴガイ科の淡水巻貝です。
私はアクアリウムの観点から、行動や生態について考察していきたいと考えています。 水槽の中にあってはかれらはとても魅力的で、生命の不思議さと素晴らしさを身近に実感させてくれます。
私は生物の専門家ではないため専門的な研究はできないかとは思いますが、その中でも飼育者の一人として生態を観察し、より良い飼育環境を追及していきたいと思っています。そのためにもこのサイトがアップルスネールの飼育者にとって有益な場になればうれしく思います。
また、なんとか日本国内にて当サイト内『色』にあるような水槽を彩るカラフルなアップルスネールを発生させるあるいは発見することを現在の目標としています。

スネール漫画「SUPER APPLE WORLD」と本文イラスト

サイト右側にはスネール漫画「SUPER APPLE WORLD」、サイト内本文にはそれぞれイラストを掲載しています。
全ての作品はアップルスネールをこよなく愛する漫画家イラストレーター(普段は会社員)のポップコーン氏によるオリジナル作品となっています。
作品に関する感想等ありましたらBBSかメールアドレスまでお待ちしています。 (当サイト内のイラストや漫画に関する全ての著作権はポップコーンに帰属します。無断使用は固く禁止します。メディア等への掲載の際はメールアドレスまでご連絡ください。)

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2008．10月　applesnail breeding 管理人