アップルスネールはよくたべます。また、食べれば食べるほど大きくなります。産まれてからおよそ2〜3ヶ月という短期間で大人になるため多くのエネルギーが必要になるからです。大人になってからも産卵の為にまたさらに多くのエネルギーを必要とします。彼らが餌を大量に消費するのはそういった理由があげられます。
雑食性である彼らが食べるものは多岐にわたり、水草、野菜(キャベツ、レタス、キュウリ、茄子・・・)、肉類など、様々なものを食べます。ブラックなところでは水槽内で死んでしまった魚の死骸なども食べてしまいます。
魚が食べ残したえさは水を悪化させてしまうのですが、アップルを投入することによって食べ残しをキレイに掃除してくれます。
さまざまな口コミ情報で、水槽内の水草を食い荒らしてしまったという報告を目にします。水草との相性もあるのかもしれませんが管理人の水槽ではそのような食害はあまり気になるほどは見受けられません。おそらくアップルのために水草以外のえさを入れていることに理由があるかもしれません。
多くの場合貝類は水槽内のコケや藻などを食べて生きていけるため、貝自体へのえさを別に与えないケースがほとんどかと思います。しかし貝も生きるために食べるわけで、大食漢なアップルスネールには水槽表面のコケや藻では満足いかないようです。
水草を育てたいけれど、アップルも入れたいという方は、必ずアップル用にえさを投入してあげてください。植物性のえさより肉食性のえさを好む傾向にあります。
水草食害についての実験
大量のアップル(約70匹)のいる水槽で、普段与えている動物性の餌を数日間絶った状態で水草を投入。一晩置いてみました。
結果水草は一晩で無残な姿に変わってしまいました。茎は食べられずに柔らかい葉っぱの部分のみが食べられていて、アップルの食欲の凄さを物語っていました。
ただし、大量のアップルを飼育していたことと、絶食後の水草投入であったので、通常から考えると一晩でここまでの食害はありえません。またミクロソリウム・ナローリーフという比較的硬い葉を持つ水草は全くの無傷でした(右下画像の色の濃い葉)。
硬い葉を持つ水草はさすがにアップルも歯が立たないらしく写真左のアヌビアス・バルテリーは全くの無傷です。それとは逆に大好物の水草もあります。写真右の浮き草は大好物でよくムシャムシャしてます。
アップルが一番好んで食べる動物性のえさ。これを十分与えている限りは水草の食害はほとんど見当たりません。子供のアップルも大人と同じものを食べます。