殻はとても美しくアップルの体の中で一番目立つ部分であり、また一番飼育者を魅了する部分です。
基本的な形状はうずまき側から見て右回りにぐるぐるぐるぐると4回巻かれています。主な成分は炭酸カルシウムとタンパク質で、それを保護する殻皮(かくひ)と呼ばれる膜が表面を覆っています。殻皮は水中に炭酸カルシウムが溶け出さないように保護する役目もはたしていて、さわるとつるつるしていて艶があります。
アルビノ種であるゴールデンアップルスネールの稚貝の殻は透明に透き通っていて、心臓が動く様を肉眼でもみれるほどです。逆に老個体になればなるほど殻の透明度はくすんで、炭酸カルシウムが溶け出して次第にボロボロになってしまいます。年をとっても綺麗なままの殻をキープするには水質に気を使ってあげる事が大切です。水槽内を常に良い水質でキープすることで美しい殻を作り上げることができます。
(殻の各部名称についてはこちら)
成体(生後約3ヶ月)のゴールデンアップルスネールの殻。大きさは殻高約3.5cm。
もうすっかり大人の個体だったが殻皮もまだしっかりしていて艶がある。また樹木と同じように殻が成長するにしたがって年輪のようなラインも刻まれていく。
写真左:ぐるぐるの逆サイドから見たところ。写真右:下から見たところ