ゴールデンアップルスネールの飼育はとても簡単です。ごく一般的な淡水熱帯魚と同じ環境で飼育できます。弱酸性〜弱アルカリ性までの水質に適応し、適水温は18℃〜28℃ぐらいです。
野生のアップルスネールは泥地帯にも生息し、また鰓(えら)呼吸、肺呼吸ともに可能なため強靭な生命力を持っています。
ヒーターなしじゃ飼えないの?
元来の生息域は南米なので低水温での生存は厳しいようです。野生環境では冬場に泥の中に潜り込んで越冬していたという報告もありますが、ペットとして飼育するのであればやはり冬場はヒーターを用いてあげたほうが良いでしょう。逆に夏場で水温30℃を越える場合にも注意が必要です。高水温が長く続くと活発に動き回ることが少なくなります。エアコンやファンで水温調整してあげてください。
きれいな殻を守るには?
貝殻は表面にある『殻皮(かくひ)』と呼ばれる膜によって殻本体が守られています。防御膜である殻皮がはがれてしまうと酸性環境では殻本体の主な成分である炭酸カルシウムがじわじわと溶け出してしまうことがあります。この現象は年をとった個体に顕著で殻がボロボロになったものをよく見かけます。水分中のカルシウム濃度を上げるか弱アルカリ環境で飼育してあげることで防ぐことができます。