アップルスネールは生まれて約二ヶ月ほどで成体となりそこではじめて繁殖可能になります。 雌雄同体であるとの噂がありますがそれは誤りで実際は雌雄異体です。水槽内で十分な大きさの2匹のアップルスネールが上下に重なっていれば交尾の可能性があります。行為は数時間に及びオスがメスの上にのり性交します。交尾の間メスはオスを乗せて何事もなく歩き回ったり食事をしたりしますが時おり上に乗せたオスを振り落とそうとするがごとく体をくねらせます。 やがて行為が終わると二匹は何事もなかったかのように離れそれぞれ別行動します。
普段より青白い色をした固体がいればもうすぐ産卵がはじまる合図でしょう。卵を持ったメスは夜間産卵を行います。水槽壁面を登り水の無い空気中で産卵は行われます。メスは体部分を平たくした状態で固定し壁面に張りつきます。やがて体の表面を微妙にうねうねさせながら殻の奥から卵が一つずつ運ばれてきます。約百個近い卵を産み終わるまでの間メスはその行為を行います。時間にして約1時間ぐらいです。
なかなか産卵してくれないときは?
アップルスネールは空気中に卵を産むので水位を調節しましょう。水槽の上部15cm以上のスペースを確保してあげましょう。また産卵をするにはある程度大きく育った(殻高おおよそ3cm以上)オスとメスが必要です。アップルスネールに対してちょっかいを出すような魚がいるとストレスになるのでそういった魚との混泳はなるべくさけましょう。産卵にはとてもたくさんのエネルギーを必要とします。十分な餌を与えエネルギーを蓄えることで産卵しやすくなります。
水槽が明るいと産まないので夜は必ず明かりを消して暗くしてあげましょう。